共感の輪が広がること

どもー代表の峯です。22日は「創業ストーリーアワード」の受賞式でした。その時の様子は五百川が書いてくれてます。賞なんて小学校の図工でもらった時以来じゃないですかね?、なので純粋に嬉しいわけです。

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でもですね、本当に私でいいのか?という思いはありました。受賞式のスピーチでも同じようなことをお話させて頂きましたが、そもそもこの創業ストーリーアワードに応募するきっかけについて、少しお話しましょう。

秘めた想い

私の中の時計はまだ、あの日ーー3.11から止まったままです。まもなく4年目を迎えます。そう考えるだけで胸が締め付けられるように痛くなります。私は自分で創業時の想いを語ったことは殆どありません。ある日、総務・人事を任せていたスタッフの五百川が、求人サイトの担当者からの取材をセットしたくれたんですね。その時不意に聞かれたんです。「創業秘話とかありますか?」

正直困惑し、言葉に詰まったのを覚えています。でも話さないのも不自然ですし、適当に言って不真面目と思われては求人の応募が少なくなるかもしれない・・

そう考えて少しずつ言葉を選び話しました。途中、あの津波の光景が脳裏にフラッシュバックし、何も出来ずテレビの前で絶望するしかなかった自分が蘇ってきました。涙を堪えるのがやっとでした。でも話し出すと止まらない、あの時の、自分のキャリアも、信じていた医療ICTも何も役に立たなかったこと、そして何も出来ない苦しい想いは二度としたくない、なので起業したと・・担当者も黙って聞いてくれました。

でも本当に聞いていたのは・・

後日、五百川とミーティングしていたら、最期に真剣な顔をして、お願いがあると、言うんですね。続けて私を社員にして欲しいというんです。私はびっくりしましたよ。当時、五百川はフリーランスで、どこかに務める気は無いと聞いていたから・・・

あの日、取材で私の創業秘話を聞いていたのは求人サイトの担当者だけではなかった、そう、もう一人五百川が隣で聞いていたのです。

そして「創業ストーリーアワード」に応募したいと。だからもっと詳しく聞かせて欲しいというのです。ビックリしすぎて私は「はい!お願いします」としか言えなかった。

ずっと人が居なくて、私は多忙を極めていたし、限界が近いことを知っていた。特にバックヤード部門は私自身最も苦手とする分野だし、溜まった秘密保持契約書の返信すら窮するありさま。それが一気に解決したのです!

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まさか受賞するとは!?

五百川が書き上げたストーリーは、私が書き散らしたものとは比べようがないほど綺麗にまとめてありました。はたして何か賞とれるだろうか?、でも私には根拠のない自信がありました。私は1000年に一度の地震津波に負けたのです!多少の事とでは動じません!

でも願えば叶うのです! 2月16日受賞した、しかも大賞を!という事をスタッフから聞きビックリしました!

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二人で大喜びしたのは言うまでもありません。でもその時です、本当にこれ私がもらっていいのだろうか?と考えたのは・・・

受賞式であげちゃえ!

私は、賞そのものより、私の想いに共感したスタッフが獲得できたことがそもそも嬉しいのです。そして「創業ストーリー見ました!」と言ってくださるお客様が増えた事が嬉しいのです。

なので、受賞式のスピーチで、「これを書いたのは私ではない、私は単に物語の主人公でしか無い、だから賞を受け取る本当の人を呼びます」と壇上にスタッフの五百川を呼んだ。本当にビックリしていたけど、私は半ば強引に賞状を彼女に手渡し拍手を求めた。

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辛く苦しい思いをしていたのは私だけではなかった、同じ想いを抱く方々と共感の輪が広がること、これが私が起業した時に本当に望んでいたこと、改めて気がつくことが出来ました。

すべての方に感謝します。

経営者のアイデンティティをどう法人格に投影するか?

どもー代表の峯です。弊社では毎週金曜日に経営会議をするようにしています。経営課題について議論するためです。ただ今週は結構熱い議論になりました。それぞれの立場、経験からどうするのがベストなのか?という点で主張が分かれました。

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シェアメディカルのことを真剣に考えれば、どうしても熱くなっちゃいますーーというスタッフの言葉を聞いて、少し新鮮な気持ちになった。今まで・・そう、ほんの数ヶ月前、私は自分ひとりで方針を決め、行動してきた。それが正しいかどうかなんて、誰もわからない。私のカウンターパートナーは居なかった・・自分自身の内なる心と対話しきめるくらいしかなかった。それが今は、3人で話し合う事ができる。こんな素晴らしいことがあるだろうか。

人数が増えれば意思決定が遅くなるという人もいるだろう。でもそれは違う。みんな真剣なのだ、真剣だからこそ熱くなる。それぞれの知見で議論を戦わせる。

私は法人格としてのシェアメディカルの成長を実感した。そして法人格の株式会社シェアメディカルは私の手を少し離れた。それは成長ということだ。寂しくもあり嬉しくもある。子供が大きくなる親の気持ちに近い。きっと今後も幾多の困難を迎えるだろう、その都度、スタッフと共に真剣に考え、どうあるべきか舵を切ることになる。

経営者のアイデンティティを正確に法人に投影できれば、経営方針で揉めることはない。むしろどうあるべきかを真剣に考え、迅速に答えを出すようになる。そのためには経営者はより正確なビジョンを示し行動原則を定める必要がある。

この大海を進むのは、私ひとりが乗ったボートではない、多くのCrewが居る船なのだ。知恵を出し合い、時に議論になる、でもそれはビジョンというベクトルの向きが揃っていれば、全てが同じ方向に向かう、マイナスになることはないと信じている。

なぜ私がスクラブを着るのか?

どもー代表の峯です。

さて、先日、創業手帳を発行するビズシードさんに行ってきました。スタートアップの経営者なら一度は手にしたことがあるんじゃないかと思います。私も前職でヘルスケア系のフリペ事業のWeb部門担当してたので、フリペモデルはなかなか収益出すのが難しく、事業としてのハードルの高さは、よく知っていたのですが、きちんと利益出す仕組みができていることに驚きました。

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大変うれしいお話頂きました。詳細は近々五百川から発表あると思います。ところで、記事中で五百川は・・

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今日の峯はというと、これまた私服。完全に油断してましたね。
今後は水色のスクラブはリュックに詰め込んで持ち歩くようにすることが、この直後決定しましたので、皆様の前ではいつもスクラブ登場させて頂きます(^^)

のように言ってます。いやはや、私もまさか、ここで、お話戴くとは思っていなかったので、すっかり油断しました(笑)
さて、ここでハテナがいっぱいの方もいるかもしれません。

スクラブ?

スクラブとは医療用白衣のことです。元々はゴシゴシ洗うという意味のscrubから転じて丈夫で何度も繰り返し洗えるという意味で呼ばれています。

私が大好きな医療ドラマのERでもジョージ・クルーニー扮するダグラス先生も着てますね。白衣の一種ですが、定番の緑やブルーなどの他にワインレッドなど、カラバリが豊富なのも特徴で、キャラクターや花柄など柄物も最近はあるようです。この上に白衣羽織るdoctorも多いですね。

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なぜ私がスクラブを着るのか?

話がそれてしまいましたが、これは、よく聞かれます。聞かなくても、会った方なら疑問に思う方もいると思うので理由を簡単に説明したいと思います。それは・・

人が死ぬかもしれないからです

FIRST DO NO HARM
何よりも害を与えてはならない

f:id:sharemedical:20170211155207j:plainメディラインを始め、弊社が開発するシステムはすべて医療施設で医師や薬剤師など医療者が使用します。患者さんの命に対峙する医療者が使うシステムです。それはすなわち、システムに問題やミスがあれば、最悪、患者さんの命や人生に関わる可能性があるということです。私は、自分が手掛けた医療ICTサービスで医療の世界をよりよくして行きたいという想いで仕事しています。

自分も、その世界に身を置き、間接的ではありますが、患者さんの命に対峙する想いでいます。それは緊張感を持って仕事する自分なりの決意表明です。なので、業務中はスクラブを着て仕事しています。

スタートアップにこそCCO職が必要な理由

どもー代表の峯です。

先日新メンバーとしてJoinした五百川が名乗っているCCOという役職、あんまり日本では聞き慣れませんね。一見COOにも見えちゃうのですが、アメリカではどんどん採用している企業が増えているんですよ。今回は、私がどうしてCCOという役職を採用したのか少し説明したいと思います。

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CCOという役職は、いわゆるCxOの一種で、Chief Customer Officer、日本語にすれば最高顧客責任者とでも言うのでしょうか。2014年と少し古いデータですが、フォーチュン500にランクインしている企業のうち約10%、フォーチュン100で22%が採用しているといいます。比較的新しい職種ですが、3年経っているので現在はもっと増えているでしょう。

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CCOとは具体的にどんな仕事なのか?

CCOとはどんな立場の職種かというとアメリカにCCO Councilという協会があります。彼らの定義によれば

“an executive that provides the comprehensive and authoritative view of the customer and creates corporate and customer strategy at the highest levels of the company to maximize customer acquisition, retention, and profitability.”

「顧客の獲得や維持力を高め、会社の収益性を最大化し、企業と顧客戦略を策定するエグゼクティブ」と言うことだそうです。

日本でも"顧客満足度を向上する"や"時代はCS経営"等と言われています。特に一般消費者向けのサービスを展開する企業の場合は、サポートの質如何で、全社的な評価につながります。特にネット時代はネガティブな情報は素早く拡散されます。大手ならともかく、スタートアップでは致命的です。そこで、CCOのタスクは次の2つに集約されます。

1.顧客の声を代弁し製品開発やサポートに活かす

顧客満足度だ、CS経営だと言っても企業にとっての顧客はお金を払ってくれる人=購入者であり、買ったあとのサポートはコストであり、出来るなら無い方が嬉しいというのが正直なトコロではないでしょうか?
CCOは顧客を購入者としてではなく"利用者"と位置づけ、彼らの喜び、不満を吸い上げ製品開発に素早くフィードバックさせることにあります。

弊社はメディラインという医療者用チャットツールを展開しています。医療者はなかなか本音を語りません。彼、彼女らが何に喜び、何を欲し、何に不満を抱いているのか?、まずは臨床の小さな課題を知ること、そして医療行政など社会福祉全体の仕組みを理解し、医療者と適切なエンゲージメントを構築、そしてエンゲージメントを適切に保ち最大化する事にあります。これが弊社で求められるCCOの機能の一つです。

 2.静かに変革する

医療の世界は巨大であり、社会基盤の一つです。強いヒエラルキーによって支配された世界でもあります。我々は、そうした世界の歪みを知っています。しかし強い力で変革を迫る特効薬は時に劇薬となり、変化を望まない多数派によって反抗者の烙印を押されます。
CCOは内外の課題を小さな変革を一つずつ成功させ、個々の価値観、アイデンティティを尊重しながら組織や社会に貢献しつつ改革を積み重ねていきます。やがて、それを見た、同じく声なき変革者が「自分にもできるかも!」と思い始めます。そして「自分もやってみたい」という自発的なムーブメントが起こり、その輪をどんどん広げていき、やがて大きな変革につなげる。CCOはそうした反抗者にはなりたくないが現状を良しとは思っていない変革者を支援します。

内外の賛同者のエンゲージメントを構築する

メディラインはシンプルに徹した製品です。機能は基本に徹しており決して多くはありません、多様化した現在、マスから個へシフトが進んでいます。ですが望む形にカスタマイズを繰り返すのは私は反対です。多くは無駄であり、コスト削減には繋がりません。一方で、企業の想定した枠に落とし込み使う側がフローを変えるのも、またナンセンスです。合理化するのに導入したのにかえって不便になっては元も子もありません。

CCOは単なるカスタマーサービス部門のトップではありません。シェアメディカルのいわばファンを構築する。ひいては医療ICT分野でシェアメディカルが無くてはならない存在となる。なぜなら我々の"顧客"はメディラインの利用者だけではなく医療に関わる全ての企業、医療機関、スタッフが顧客だからです。

CEOが高い熱量を持った改革者ならば、CCOは静かな改革者です。医療という巨大なシステムに対して我々が直接関与できる範囲は少ない。でも、志同じくするサイレントマジョリティーを巻き込んで大きな流れを作ることができれば・・・世界はきっと変えられます!

静かなる改革者―「しなやか」に「したたか」に組織を変える人々

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経営者が会社を一段成長させる3つの方法

どもー代表の峯です。たまには真面目なことを書きます。

「忙しい」を口癖にしていませんか?、でも実際スタートアップの経営者は忙しいです。なぜならまだ組織ができていないので、資金調達から月次の入出金、PCのセットアップに接待の店の予約。時には電球交換やトイレ掃除と、あらゆることをやらないといけません。私はデスクワークが嫌いなので、月末や決算が近づくとため息と頭痛の種となってしまいます。

一人で食っていくならそんな悩むこともありません。でも初めて投資家から資金を得てサービスを軌道に乗せて会社を大きくするベンチャー経営者の皆さんは、とにかく忙しく、悩みは無限大。そんな経営者はどうしたらストレスから開放されて、本来の経営に専念できるでしょう?

私もストレスフルな毎日ですが、私なりに考えた3つの方法をまとめてみました。少なくとも私は、この3つを実践して一段成長したと自負しています。

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1.アシスタントを雇う

アシスタント(秘書)なんて上場企業の役員だけの話だと思ってませんか?、ですが、これはすごく効きます。単純な話ですが、苦手なことは頑張る必要はないのです。苦手なことを頑張ってやっても得意な人の足元にも及びません。
電話応対、アポイントのスケジュール調整、資料の作成、各種契約書類の製本や返送、入出金の確認や振込など経営者の日常には重要なんだけど集中力を途切れさせるタスクがたくさんあります。これらをなるべくアシスタントに依頼しましょう。驚くほど時間が出来ます!、大手企業のアシスタントはある意味ステータスとしての意味合いもありますが、スタートアップのアシスタントは事務周りをテキパキ担当し経営者の背中を守ってくれるありがたいパートナーです。貴方は前面の敵に集中して下さい。

あなた自身をグロースするためにコストを使って下さい。

2.天と仕事する

数ある経営者悩みでもダントツナンバーワンが採用や評価など人事の問題でしょう。弊社も現在、エンジニアと営業の採用を行っていますが、良い人と巡り合うのはなかなか大変です。スタートアップが出せる報酬など大手に比べようにもありません、それでも来たいと思わせるには、経営者や会社の制度、製品やサービスの魅力を存分に出すしかありません。でも隣の芝が青いということわざがあるように、そんな物質的なものだけが満たされても人のモチベーションは長続きしません。ではどうするか?貴方自身のファンとなるスタッフをどれだけそばに置けるか?、これが組織をグロースする一つの鍵となるでしょう。

私も勤め人時代、マネージャーとなりマネジメントを求められ奮闘しましたが、言うことを聞かない部下や、無理難題を言う同僚や上司に頭悩まされ、騙し騙され、すっかり人間不信になり欝寸前まで追いつめられた事があります。そんな時この一説と出会いました。幕末の志士、西郷隆盛の有名な一説で『南洲翁遺訓』 というものです。

人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして己を尽くし、
人を咎めず、
我が誠の足らざるを尋ぬべし

人を相手にしないで常に天を相手にするように心がけよ。天を相手にして自分の誠を尽くし決して人を咎めるようなことをせず,自分の真心の足らないことを反省せよ*1

マネジメントとは極論としては人と対峙しその人を変えようとする、あるいはコントロールしようと試みる事です。でも多くの経営者は結果その通りにならない事に苛立ちます。時に裏切られたと思う人もいるでしょう。

でも違うんです。そもそも、自分の望んだ結果など自分以外が出せるわけはないんです。自分ができるんだから、相手も出来るという思い込みは驕りです。

経営者が出来ることは理念理想を示し、それを実現するために何が必要か?、自分は何が出来るかを考える土壌を作ることです。そして、彼、彼女らが考えたことは一考しとりあえず「それいいね!」と必要な権限をすぐに与えやらせてみることです。

貴方ほど上手には出来ないかもしれません。でも貴方と違うアプローチを生み出すかもしれません。うまくいかないことも多々あるでしょう。でもそれは、経営者自身が至らなかったのであり、失敗した相手を責めてはいけません。失敗から学ぶチャンスが得られたのですラッキーな事と思うことです。

かつて幕末、東北戦争で官軍に降伏した庄内藩は厳しい処断を覚悟していた。ところが西郷は逆に寛大な処置を指示。庄内藩で西郷の名声が高まったという。敵ですらファンに変える、この西郷のやりかたこそが至極のマネジメントです。

貴方の仕事は天を相手にする事です。目の前の人ではありません。

3.パートナー(右腕)を見つける

前の2と相反するように思えますが、会社をある程度の規模まで大きくするのは経営者の才覚があれば可能です。でも貴方がIPOを目指す、あるいは10年以上事業を拡大して成功したいのであれば、自分の分身となるような、あるいは、自分の苦手な分野を補完する、いわば経営者の背中を任せるパートナーが絶対に必要です。絶対的な信頼関係で結ばれているパートナーが居れば経営者は振り返ること無く全力で前に進むことが出来きます。
例えばソニーの創業者、井深大には盛田昭夫というパートナーがいました。本田技研工業の創業者、本田宗一郎には藤沢武夫がいました。
生涯エンジニアであった本田宗一郎は会社経営をすべて藤沢武夫に任せていたそうで、代表印すら預けていたというから相当な信頼だったのでしょう。藤沢が会社を切り盛りしたおかげて、本田宗一郎は開発に専念でき素晴らしい製品を世に出す事ができました。

貴方のストレス源である多くの悩みは、パートナーがいれば半分になります。頼れるパートナーが一人いれば貴方は毎夜悩む必要はありません。貴方と同じく同じ課題で悩んでいるパートナーが翌日、よい解決法を持ってきて来てくれるかもしれません。100人のコンサルタントを雇うより遥かに心強い、そして安心できます。そう貴方は一人ではないのです!

経営者の仕事の半分は、貴方と苦労を共にし一番側で喜びを分かち合えるパートナーを見つける事に費やされると言っても過言ではありません。

*1:元々は人が見ている前では正しい行いをするが見ていないところではついつい不正を働いてしまうこともある、でもお天道様とお相手していると思えば、悪いことは出来ないし間違いもない。という意味らしいです。

経営者が会社を成長させるたった2つのこと

どもー代表の峯です。金曜の夜ですが相変わらず仕事中。雪降前に帰りたい(^^ゞ
さて、金曜は「金曜雑感」として、少し真面目な事を残そうと思います。
 
経営者たるもの会社を誰より愛し成長させようと粉骨砕身、今も私と同じように仕事しているでしょう。私はホワイトボードで思いついたことを書き散らすのですが、今日は私が思う会社の成長モデルを書いてみました。*1

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大手のように年頭の挨拶や経済誌でしか経営者を見たことがないという場合は別ですが、スタートアップのように小さな組織では、スタッフと経営者は毎日顔を合わし、物理的には身近な存在です。

経営者は頭のなかに理想や成長イメージが出来上がっています。そしてその実現のために行動力も備えています。経営者の中には、なかなかスタッフが動かないと嘆く社長も多いのですが、それは当たり前なのです。経営者はスタッフに自分と同じベクトルでの働きを求めてはいけません。上の図は、会社がグロースするためにスタッフと経営者がどう動くかを模したものです。

会社自身をグロースさせるためには、経営者自身も成長せねばなりません。横軸を追っていくのです。一方経営者の成長だけでは会社は成長しません。それは一次元での成長になるからです。スタッフも縦軸を追って合わせて成長する必要があります。この時初めて、3次元となり会社は成長します。つまりこの『経営者✕スタッフ』の成長によって得られる面積を広げる事でのみ会社は成長すると考えます。

また成長の形も重要です。理想は正方形です。経営者とスタッフが同じスピードで成長を続けることこそ、正常な会社の成長が得られます。歪な形になっていては、それはどこかで無理が出ます。

自分と同じスピードで成長させることは可能です。自分の成長スピードを少し落として落とした分でスタッフの成長を加速させるのです。これは資金的にも時間的にスタートアップに苦しいことです。でも、やがて、スタッフが貴方と同じように大多数の仕事を一人で自走してこなす事を考えて下さい。その時、貴方の会社は正方形で最大面積を描くようになります。自然と会社も成長しグロースします。

経営者が会社を成長させるためには 

『自身の成長スタッフの成長=会社の成長

 
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵』の精神で私も頑張ります。

*1:字が汚いのはご容赦下さい。

働き方は自由です

どもー代表の峯です。五百川から何か書いて下さいっ、言われてまして、隙間で書いてきます。よろしくお願いします。

私は、勤め人時代から机に向かって仕事するのがとにかく苦手で、常に社内プラプラ歩いては、歩きがら物事を考えるのがスタイルです。よってPCの前に座るのは、何かアイデアひらめいて作業する時となってます。なので、席に居なくても気にしないでください、どこかには居ます。

さて、私が働く大手町のオフィスには、そんな働き方を支援(?)するツールがたくさん用意されています。ちょっと紹介しましょう。

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はい、どーん!、こちらはラウンジです。中央のテーブルはスタンディングでミーティングするのにちょうどよいように少し高くなってます。ダラダラ会議するの嫌いなんです。あとは、お客さんとミーティングすることもあります。

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こちらは、自慢のコーヒーベンダー、某コンビニにあるのと基本同じスペックだと思います。私の体の半分はコーヒーで出来ているというくらいコーヒー好きです。なのでこちらは無料です。1杯ずつ豆から挽いてドリップするのでちょっと遅いのが難点ですが、それくらいは気持ちにゆとりを持って待ちましょう。

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スタッフが帰ったあとは、コーヒー片手にここで仕事してます。WiFi完備ですからノートPCあればどこでも仕事できちゃいます。難点は居心地良すぎて帰りたくなくなっちゃう事でしょうかね(笑)
寝落ちして、翌朝、掃除のおばさんに起こされた事もあります。(〃∇〃)

まとめ

Locationに縛られないというのは社内においても同じです。特に弊社は医療IT企業です。自社のサービスに問題があれば、サービスを利用する医療者の活動を止めてしまいます。これは間接的に患者さんや、そのご家族の人生に影響を与える可能性もあるということです。(ストレートに言えば患者さんが死ぬかもしれないという事です)よって他のITサービスよりは強い倫理観と医療に対する高い熱量(コミット力)が求められます。正直ストレスフルです、でも『医者の不養生』という言葉もありますが、我々が倒れては本末転倒です。時に仮眠したり寝転がったり一人になりたいこともあるでしょう。だから、オフィス内の働き方くらいは自由でいいのです。