リスクを負っているのは経営者だけではない

どもー代表の峯です。今週は、いろいろトラブル続きで平均睡眠時間3時間でした。でも意外と頑張れるなぁフフ、私もまだまだ若いぜ!と思っていたら、五百川から、早く帰って休んで下さい!と怒られました。
部下から業務命令が来るのも弊社の日常です。(^^ゞ

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ザイルバディというのをご存知でしょうか?エベレストなど難攻不落な山に登るのに通常一人では行きません。バディと共にアタックします。そしてバディは一本のザイル(最近はクライミングロープと言うらしい)で結ばれます。ほんとうの意味での命綱。もし、ザイルが切れたら谷底に落ちるわけです。

さて、経営においては、経営者は常にリスクを取っています。借り入れをすれば連帯保証は経営者です。日本は失敗した者には非情な社会です。会社経営に失敗すれば、ある意味、社会的な死と隣り合わせと言っていいでしょう。ではなんでそんなリスクある経営者をするのか?

そこに山があるからです。

山の種類は様々です。解決すべき社会的課題かもしれない、単に名声を得たいだけかもしれない。ではその山に登る意思は経営者だけのものなのか?、もしザイルが切れたら落ちるのは経営者だけなのか?、共に登るバディは単に従っているだけなのか?。

そんなことはありませんよね。仮に経営者が倒れればスタートアップの事業継続リスクは高まります。結果としてスタッフは職を失う可能性もあるのです。そうリスクを負っているのは実は経営者だけではなくスタッフも同じなのです。

そして、その山の頂の素晴らしい絶景を見たいのは経営者だけではありません。共に苦労してきたスタッフも同じなのです。だからこそ、何があるかわからないスタートアップに事業の可能性と経営者の理念を信じて飛び込んできてくれるのです。

優秀なスタッフはそれこそ命綱で結ばれリスクを共にするバディです。そのリスク意識を共有出来たとき、本当のバディとなれます。だからこそ、経営者は自分の弱さ、脆さ、会社の状況を晒しても、それを理解し補うバディが居れば、どんな難攻不落な経営課題だって乗り越えられる、その先の頂きを目指して、歩みを進められる。私は、そんな風に思うのです。

一般的に経営者は孤独です。誰より事業を愛し馬車馬のように働きます。そんな経営者を気遣ってくれるスタッフに感謝しましょう。そしてその時々の言葉には素直に従いましょう。